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お客さまサポート

  • No : 17643
  • 公開日時 : 2018/01/06 18:47
  • 更新日時 : 2024/07/05 15:35
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ヘアカラーによるアレルギーの危険性と皮膚アレルギー試験(パッチテスト)でおこる “皮膚の異常”について教えてください

ヘアカラーによるアレルギーの危険性と皮膚アレルギー試験(パッチテスト)でおこる “皮膚の異常”
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回答

ヘアカラーによる「かぶれ」は、頭皮・髪の生え際・まぶた・額・耳の後ろ・首すじなど、ヘアカラーの薬液が直接接触したところや、洗髪時のすすぎ液が接触したところに、かゆみ・赤み・腫れ・ブツブツ(丘疹や小水疱)などの皮膚炎症状が出ることをいい、かゆみしか感じないこともあります。
ヘアカラー直後から半日後くらいから、かゆみ・赤み・腫れ・ブツブツなどの皮膚炎症状が出始め、ヘアカラーの48時間後に最も症状がひどくなります。症状がさらにひどいと、顔全体が腫れたり、頭皮から滲出液(しんしゅつえき)が出たり、薬液などが接触していないところまで皮膚炎が拡大したりすることがあります。
かぶれと気づかずに、又はかぶれの症状が軽いために使用を繰り返したり、症状が治まった後に再使用したりすると、症状がひどくなり、突然に「アナフィラキシー」という重いアレルギー症状(全身じんま疹・呼吸困難・血圧低下など)が起こることがまれにあり、大変危険です。
このようなかぶれの症状を経験された方は、絶対に使用しないでください。
 
ヘアカラーでのかぶれは、アレルギーによるもので、アレルギー反応の特徴の一つに、過去に何回もヘアカラー(酸化染毛剤)をしてもかぶれなかった方が、ある日突然かぶれるようになってしまうことがあります。
ヘアカラー(酸化染毛剤)は、一度染めると色落ちしにくいという便利な特徴がありますが、かぶれると症状の重いことがあるため、必ず毎回使用前にパッチテストを行ってください。パッチテストは毎回する必要があります。
使用前のご注意(パッチテストの仕方、注意事項)は説明書に詳しく書かれているので、よく読んでから行ってください。
パッチテストをするときは、過剰なアレルギー反応を引き起こしたりするおそれがあるため、テスト液を塗ったところを絆創膏等で覆うことはおやめください。
パッチテストで皮膚の異常を認めた場合、ヘアカラーを使用しないでください。
皮膚アレルギー試験(パッチテスト)のテスト部位で観察される皮膚の異常とは、テスト部位に、かゆみ・発赤・発疹(丘疹や小水疱)・腫れなどを認めることです。皮膚の異常がひどいと、テスト部位の周囲に拡大して認められることがあります。
 
詳しくはこちら
<関連リンク> 日本ヘアカラー工業会のホームページ
Q&A 皮膚アレルギー試験(パッチテスト) http://www.jhcia.org/qa/qa06/
皮膚アレルギー試験(パッチテスト)の手順(動画) http://www.jhcia.org/advice/advice_patch/#01